イタリア料理のテーブルマナー

どんな食事でもいえることですが、荷物やコートは持ち込まないようにし、あらかじめお店に預けておきます。小さなバッグなら背もたれのところに置いておきます。
また、携帯電話の電源は切るかマナーモードにしておきます。電話が鳴ったら相手の人に席を立つことを告げて席を離れます。食事中席を立つことはあまり良い印象を与えませんので、トイレも事前に済くのがマナーです。

席についたら、料理が来る前にナプキンを広げます。主客が広げてからが良いでしょう。結婚披露宴などでは乾杯をした後でも良いでしょう。
ナプキンを少しずらして2つ折りにします。輪になったほうを手前にしてひざにのせ、口を拭くときナプキンを引き上げ、顔を近づけて折ったほうの内側で拭きます。
すると、ひざに戻したときに拭いたところが見えなくなります。途中で席を立つときはいすにナプキンを畳んで置き、食事が終わったら軽くたたんでテーブルの上に置きます。

イタリア料理のテーブルマナー2

イタリア料理ではどのナイフとフォークを使っても大丈夫です。右手にナイフ、左手にフォークを持ちます。
食事中は皿の上でクロスになるように置き、ナイフとフォークを右端でそろえると「下げてください」の意味になります。ナイフとフォークを置くナイフレフトが置いてあるときはそちらに置きます。
皿に入ったスープは手前から奥へとスープをすくいます。ブイヨンカップのスープなら直接口をつけても構いませんが、スプーンで飲むカップの場合はカップに口をつけてはいけません。音を立てないように気をつけて飲みましょう。
パンはちぎって食べますが、パンのちぎったところは相手に見えないようにするのがマナーです。バターが出てきた場合は食べるときにその都度塗ります。イタリア料理では主菜のソースやスープをつけて食べてもおいしい証になって、お店の人にとっても嬉しいことなんです。